東大寺の僧侶がこれをくぐり厄除けの法要を行います。
この輪をくぐれば、本年の悪病から逃れることができるというので、
多くの信者や観光客が疫病退散と家内安全を祈願するために訪れます。
★日 時:毎年 7月28日 8時〜15時頃
★場 所:奈良市雑司町 東大寺 大仏殿
★費 用:拝観料として、大人500円、中・高生500円、小学生300円
★交 通:JR、近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
★問合せ:東大寺 TEL 0742-22-5511 http://www.todaiji.or.jp
大仏殿解除会
解除会(けじょえ)は、わが国で古来より行われていた六月の晦(みそか)の「夏越(なごし)の祓(はらえ)」や「水無月祓(みなつきはらえ)」と深い閑係がある仏会です。
延喜元年(901)三月に東大寺別当律師道義が秋の始めに毎年流行する疫病を防ぐために、奈良の諸大寺に呼びかけて、同年六月二十八日より始めた法会で、七大寺の僧二百四、五十人、楽人六十余人を講堂に集めて行われたと伝えられます。
当初は観音の画像を新写して除疫を祈願し、解除と大書した御幣を二本作って講堂の前庭に立てたといわれ、東大寺の講堂が焼失してからは、一時は食堂(じきどう)で、或いは大仏殿内の如意輪観音を本尊として勤められてきました。この解除会は、応仁・文明の乱以後一時中絶したものの、江戸時代に再興され、今日では毎年七月二十八日、大仏殿で盧舎那仏(大仏さま)を本尊として勤められています。
法要は、出仕する僧侶が直径2m余の大きな茅の輪をくぐり、午前8時より始まります。
7月始めころより大仏殿内霊名所で予め申し込んでおくと(1口1000円以上)、この日の法要で祈願されたお札を送ってもらうことが出来ます。また、この日は法要後、大仏殿内に設置された茅の輪をくぐって参拝することが出来ます。<東大寺のHPより引用>